【挑戦!i-Construction②】いざ! 技能講習 車両系資格を記者が取得 講習会初日は座学


 この連載執筆にあたり、担当する記者も重機の技能講習を受けることにした。千葉県市川市のコベルコ教習所市川教習センターで、「車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)運転技能講習」を受講した。この資格で、ブルドーザーやモーターグレーダー、パワーショベルやバックホウ、ホイールローダーなどを操作できるようになる。

 講習は、学科と実技に分かれており、記者は7人の「同級生」とともに受講した。学科は170ページに及ぶテキストで、機械の構造や走行・作業装置の取り扱い、安全衛生に関する知識から、力学、土木施工、関係法令までをみっちりと学ぶ。
千葉県市川市のコベルコ教習所

170ページもあるテキストで法令まで学ぶ(協力:コベルコ教習所)
実技は、20tクラスのバックホウに搭乗し、ISO準拠のレバー操作で掘削を練習する。教習用のバックホウは、キャビンが2つ連結してあり、1人の実技中に、次の人が同乗して見学できる仕組みだ。
 その後、掘削技術試験が待っている。掘削後、高さ2mのバーを越えて右から左に土を移動する。決められた時間内にできなければ失格である。
試験の様子

 記者の同級生には、既に3t未満の機械を扱える特別教育を終えて実務をこなしている人もいて、華麗にバケットを扱っている。本物のバックホウは思いのほか大きく、周囲確認が難しい。労働災害が建設機械に起因する事故が多いということもよく分かる。重機は非常に便利な機械であるが、同時に生身の人間にとっては危険な道具であることを肝に銘じた。
 数日にわたる講習を経て、記者を含む8人は、1人も脱落することなく無事資格を手にすることができた。

◇講習会初日

 昨年9月7日午前10時、東京・神田錦町の建設通信新聞本社に、計9社からのメンバーが、遠くは北海道や福井県からも参集した。講習会初日となるこの日は、丸1日かけて情報化施工の基本を座学で集中的に学ぶ。この日は、測器メーカーのニコン・トリンブルから2人、補正情報配信サービスのジェノバから1人、CIMなどソフトウエアベンダーの福井コンピュータから3人、建機レンタルのアクティオから2人、カナモトから3人、西尾レントオールから2人、重機は日立建機日本から2人、道路会社から2人、そのほかオブザーバーや記者を含めて20人の参加となった。当日の講師は、ニコン・トリンブルの鈴木勇治氏が務めた。
建設通信新聞本社での講習初日

 次回は、情報化施工の定義から始まり、従来施工との違い、測位の仕組み、対応重機、TSを利用した出来形管理、導入の効果を学ぶ。

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