【挑戦! i-Construction⑭】3次元形状が見えてきた! 縦断線形と横断図を入力



 前回、発注図書の平面図から工事の主要座標や基準点、カーブを入力した。次は縦断線形を入力する。建設CADは、3次元データ作成の機能を立ち上げると左のカラムに入力するべき順番どおりにメニューが現れる。
 縦断メニューをクリックすると読み込んだ発注図書ファイルから縦断図を選び出して、メーン画面の上段にエクセルのような表で、測点名、追加距離、計画高、VCL(縦断曲線長、バーチカル・レングス)、R(曲線半径)の入力画面が現れる。
縦断図に高さ情報を入力する

 また下部には、縦断図が表示され、表に数値を記入するとリアルタイムに縦断設計データのプレビューを確認できる。入力ミスを防ぐために、縦断図の数値をクリックすると図面から直接数値を読み込んで、表に転記してくれる機能もある。
 今回の図面では、縦断方向で3カ所の変化点があるためBPとEPの間に3つのデータを追加する。

◇横断図面を取り込む

 平面と縦断のデータ入力が終わったら、いよいよ道路の断面を入れていく。これまでの段階では道路のセンターが決まっているだけだが、今回は10mピッチで横断図が用意されているので、140m分の15カ所の横断図をトレースする。
横断図をトレース

 左側メニューの「横断」から計画を選択、断面を1つドラッグで選ぶ。するとソフトの方で中心線の距離基準とDL線の高さ基準値を自動的に取得、同時に測点名、図面縮尺もフォームに取り込んでくれる。入力者はその数値が正しいことを確認して、BPからの追加距離を打ち込む。
 この作業で平面と縦断のセンター位置に、各横断図面がプロットされる。また横断形状は、マウスで計画断面の始点と終点を選択すると、ソフトが自動的に法面や道路面、小段などを認識して候補として表示してくれる。


横断面をすべて入力すると現れる3次元データ
EPまでの15の横断面で同じ作業を繰り返して登録すると、ソフトの3次元表示画面に、きれいな3次元モデルが現れた。道路面は灰色に、センターラインは白、法面は肌色、小段は緑と色分けもされている。このモデルは、マウスで自由に動かすことも可能で、初心者の記者としては、数十分の作業でここまで美しい3次元モデルを作れたことに驚いた。
 それぞれの横断図も、法面の勾配と斜距離や、道路面の距離、センターからの離れなどがデータ化されている。

◇TS出来形管理にも

 この段階で、設計図面どおりに3次元データの作成が完了した。もしこのデータを「TS出来形管理」に使う場合、工種の設定、出来形の設定も行うことができる。
 きちんとデータを作れば、ソフトの方である程度の構成要素を付加してくれるが、手動で設定もできる。その後、工種設定として、掘削工、路体盛土工、路床盛土工、地下構造物配置なども可能だ。
管理項目も表示される

 出来形設定メニューでは、基準高、幅、法長、深さ、厚さ、延長、面積、断面積といった管理項目を設定できる。管理項目は、これまでの手順でデータ作成していれば自動で設定されるが、手動での変更も可能だ。

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