【i-Conニュース】生産性向上へ産学官連携 国交省が年内にコンソーシアム


 国土交通省は、i-Construction(アイ・コンストラクション)の推進に向けて、 「i-Construction推進コンソーシアム」を設置する。産学官が連携し、 最新技術の導入やビッグデータの利活用を推進することで、 生産性の向上を促進する。10-11月に準備会を設置し、コンソーシアムは年内にも設立する予定だ。
(2016年9月29日付 建設通信新聞)



 国交省では、土木工事でのICT(情報通信技術)活用を進めており現在、110の工事でICT土工を実施している。今後3年以内には土工以外の分野にもICTを導入するとしており、調査・設計段階から施工、維持管理の各プロセスで3次元モデルを導入・活用するための基準などを整備する。対象工種は河川(樋門、樋管)、橋梁、トンネル、ダム、しゅんせつなど。例えば、高所作業車を使って実施していたトンネル覆工の出来形の計測作業は、レーザースキャナーを利用することで壁面全体が計測でき、 3次元モデルと出来形計測結果の差異を表示することで、監督や検査が効率化できる。施工管理では、点検結果を3次元モデルに反映することで、施設管理を効率化・高度化する。
 コンソーシアムには行政や学会、建設業団体、調査・測量、設計、施工、維持管理・更新といった建設関連企業のほか、IoT(モノのインターネット)、ロボット、AI(人工知能)、金融など建設分野以外の関連企業の参加も予定しており、準備会で参加企業や発足方法などを検討する。
 コンソーシアムでは3次元データの活用やオープンデータ化に向けた検討、最新技術の建設分野への導入促進などに取り組む予定だ。 3次元モデルの導入促進に向け、基準などをおおむね3年以内に改定・整備。 維持管理、設計、施工、調査・測量などの業者が保有する建設生産プロセスの3次元データを集積し、発注者、 自治体などを含めて広く活用するためのオープンデータ化に向けた利活用ルールと、それらのデータを一元管理する新システムの構築に向けた検討などを実施する。
 また、IoTやロボット、AI、ビッグデータといった建設分野以外の最新技術を建設現場で活用する技術の開発と、現場への導入を促進することで、建設現場の生産性を向上させ、工事日数削減と休日の拡大、省人化などにつなげたい考えだ。

0 コメント:

コメントを投稿