【挑戦! I-CONSTRUCTION50】起工測量からMCデータまでをフォロー ベントレー・システムズのアイコン対応とは!

米国ではオートデスクと並んで、BIMなどの設計分野やコラボレーションスタイルのワークフローで利用実績が高いベントレー・ システムズ。同社も日本国内のi-Constructionに対して製品提案している。UAVなどの空撮写真から、点群やモデルを生成して現況測量し、3次元設計データからマシンコントロール(MC)、マシンガイダンス(MG)建機に搭載するデータを作成するソリューションを提供している。



◇写真測量からMCデータまで

 同社の製品群は、空撮写真から高精度の3次元モデルを生成する「ContextCapture(コンテキスト・キャプチャ)」、生成した点群やサーフェスモデルから地形抽出やブレークラインを作成する「Descartes(デカルト)」、道路の設計図面から3次元設計データや横断縦断図を作成してLandXMLを出力する「OpenRoads(オープン・ローズ)」の3製品をソリューションセットとして発売している。
 ベントレー・システムズはi-Conについて「当社としては、BIMの一部分として捉えている。現在は起工測量から3次元設計データ、LandXML出力までをサポートしているが、今後、出来形確認やヒートマップへの対応も行っていく予定」(津高浩副社長)と、i-Conへの対応を加速させる考えだ。

◇TINデータにテクスチャ貼付け

 コンテキスト・キャプチャの特徴は、空撮写真から点群を生成するだけでなく、3Dポリゴンでサーフェスモデルを作ることもできる。点群に色を付けているのではなく、TIN(不等辺三角形)で作成したモデルに、写真を貼り付けるので、既設の構造物なども分かりやすく表現される。
 このデータは「レベルオブディテール」という表示エンジンによって、対象を拡大するとTINの構成自体も最小化して精細なモデルを表示する。設計や運用段階での意思決定にも使える。データは同社のCAD、マイクロステーションにも取り込むことができ、ソフトがなくてもビューアー付きのファイルやブラウザ閲覧も可能だ。

◇高機能なデータ処理

デカルトの画面

 デカルトは、点群やデジタル地形モデル(DTM)、3次元テクスチャなどを処理するソフトで、点群のみを処理するのではなく、写真などのラスタ画像と、ベクターデータの両方を操作できる。
 空撮データから建物などを取り除き、地形だけを抽出する。またTINデータは、法面の法肩や法尻がギザギザになってしまう欠点があるが、こうした特有の変化点(ブレークライン)をきちんと抽出できる機能もある。
オープン・ローズ

 オープン・ローズは、切土盛土量を自動的に同量にして、整地面高さを自動調整する機能も持っており、造成計画段階で残土発生量を最小にする計画立案も可能だ。当然、道路の縦横断図や、道路の設計機能も持っており、最終的にはLandXMLで、MC、MG用の設計データを出力することもできる。
 マイクロステーションには、レーザースキャナーの点群から図面を作成する機能もあり、同社のi-Conへの取り組みには、BIM全体をフォローする技術が生かされている。

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