【i-Conニュース】i-Con大賞を創設 国交省が優良事例普及へ10月に初表彰

国土交通省は、生産性の向上に優れた成果を上げた直轄工事を対象に、その取り組みをたたえる『i-Construction大賞』を創設する。優良事例の普及で建設現場の“生産性革命"を加速させることが狙い。特に優秀な取り組みに贈る「国土交通大臣賞」(原則1件)と、それ以外の優秀な取り組みを表彰する「優秀賞」(最大で10件程度)で構成。10月に第1回の表彰を行う。 6日付で各地方整備局などに実施要領などの課長通知を発出した。

 対象は、同省が発注した直轄工事のうち、前年度に完成した工事を施工した企業・団体など。各地方整備局に候補となる工事と担当した企業などの推薦を求める。
 省内に技監を委員長に技術統括審議官、技術審議官、技術参事官、水管理・国土保全局長、道路局長、港湾局長を委員とする選考委員会を設置。応募書類(関係書類)の審査などによって、表彰する工事や企業を選ぶ。
 表彰制度の事務局は官房技術調査課。関連する事務や手続きは技術調査課と公共事業調査室が担う。

 受賞者の選出・表彰は年1回。例年7月に各地方整備局の優良工事表彰が行われていることから、その後に候補者の推薦や選考を実施。9-10月ごろに表彰する流れを想定している。
 各地方整備局による候補者の推薦は、別に定める運用方針に沿って実施する。事務局である技術調査課に推薦書や選定基準書、その他の添付書類といった関係書類の提出を求める。

 省力化や省人化といった工事の能率や品質の向上に関する工夫など、運用方針に定める審査項目を参考に選考委員会が総合的に判断。最優秀賞となる国土交通大臣賞と優秀賞を選定する。

 建設現場の“生産性革命"を先導してきた直轄工事におけるICT土工は、初年度である2016年度から年間1000件を超す対応型工事を発注。大半が施工者希望型での発注だけに、実際にICT建機などを使って実践したのは584件となっている。このうち、昨年度までに完成した工事が対象工事の中核になる見込み。

 総合評価落札方式での加点がある各地方整備局の優良工事表彰とも重複することから、発注工事における直接的なインセンティブはないが、優良事例を広く紹介することで、政策課題となっている生産性の向上に向けた取り組みの普及・浸透につなげていく。

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