【挑戦! I-CONSTRUCTION55】設計データをICT建機へ! トプコンの3D-Officeでやってみた-1-


 以前、発注図面から3次元設計データを作成し、3次元マシンコントロール(MC)ブルドーザーや、3次元マシンガイダンス(MG)、MC油圧ショベルといったICT建機にデータを転送する記事を掲載した。その時に使用したソフトは、ニコン・トリンブルの情報化施工システムだったが、今回はトプコンのシステムで同じことを行ってみる。

◇3D-Office

自分で作成した3次元設計データを、福井コンピュータのTRENDPOINTで表示している

 まず発注図面から書き起こした3次元設計データを、福井コンピュータ製の「武蔵」などから、LandXML形式かDXF形式で、TINデータを書き出す。今回のケースでは、LandXML形式で、自分でデータ作成した法面の路線データとTINデータを書き出した。
 次に、トプコンが提供している3DMCソフトウェア「3D-Office」を立ち上げる。このソフトはマシンコントロール用のソフトウェアで、設計データを読み込んでマシンコントロールシステム向けにファイルを作成してくれる。また、単にマシン向けのファイル作成だけでなく、座標点取り込みや編集、TINや路線データの断面編集、3Dシミュレーション表示、レイヤーの追加、座標計算などもできる。またTINだけでなく、ポリラインの追加なども可能だ。
3D-Officeに読み込ませた(平面表示)

◇自分のデータに建機が

 「路線」メニューから「路線データの取り込み」そして「LandXMLファイルから」というメニューを選び、書き出したファイルを指定して読み込む。
 また「TIN」メニューから「TINデータの取り込み」「LandXMLファイルから」というメニューで面を読み込むと、図1のようになる。
 この段階で、「3Dシミュレーション表示」というメニューを選ぶと、作成した3次元設計データが立体で表示され、建機もそのデータ上に現れる。マウスで視点を動かせるので、現場にいるような感覚でデータをチェックできる。
3D-Officeで3次元表示を行った

 いよいよ読み込んだデータを、今回は「作業法面」と名前を付けて保存する。すると「作業法面.TP3」というファイルが作成される。このファイルをブルドーザーや油圧ショベルのコントロールボックスに移すと、マシンコントロールやガイダンスが建機で利用できるようになる。
 本来ならば、作業内容に合わせた形でデータを加工し、工程や進捗に合わせてデータを加工していくのだが、今回はとりあえず、建機のキャビンにこのデータを移すところに進みたい。

建設通信新聞(見本紙をお送りします!)

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