【挑戦! I-CONSTRUCTION56】施工履歴管理もできるトプコンの3D-MC! 3D-Officeでやってみた-2-


 前回、発注図面から作成した3次元設計データをマシンコントロール用に加工した。今回は、3D-Officeから出力した「作業法面.TP3」というファイルを、建機に搭載してみたい。
 ちなみに前回は、3次元設計データをLandXMLで出力してから、3D-Officeに読み込ませて、マシンデータをはき出したが、福井コンピュータの「EX-TREND武蔵」を持っているのであれば、建設CADから3次元設計データを作成した後、直接トプコンのTP3形式でデータを出力することも可能だということを追記しておく。



◇マシンにデータを入れる

 建機にデータを渡すには、まずUSBメモリを用意し、そのルートに「作業法面.TP3」というファイルをコピーする。そのUSBメモリを持ってブルドーザーのキャビンに行き、トプコンの3D-MCのコントロールボックスに差し込む。
 コントロールボックスの「トプコンマーク」を押すとメニューが現れるので、「ファイル」から「プロジェクト」というメニューを選択する。すると先ほどコピーした「作業法面」というファイルがあるので、コントロールボックスにコピーする。
設計データだけでなく路線データなども読み込める

 データのコピーが完了し、再びファイルから「設計データ」というメニューを選択し、「作業法面」を選べば、見事に画面に設計データが現れる。
 TINによる面だけでなく、平面、縦断、横断といった路線データが必要な場合は、「路線データ」を発注図面から作成して、別にファイルを作れば、建機のコントロールボックスに入れることもできる。データの導入は、設計データと同様だ。
 また、3D-Officeでラインワークというファイルを作成すれば、ポリラインを別レイヤーで表示できる。これは、縁石や歩道、法肩と法先、現場の境界線などを別レイヤーで表示できるので、オペレーターにさまざな情報を伝えることができる。

◇施工履歴を表示

 3D-MCには、施工履歴の表示機能もある。コントロールボックスで、ファイルから作業データ、出来形とメニューを進めると、「切り盛り」「施工回数」という2つのオプションが現れる。
 まず「切り盛り」というメニューでは、画面表示を平面にしておくと、ブルドーザーで施工した場所の実際の施工面と、設計データ上の高さの差を色で塗り分けてくれる。設計面より低ければ青、高ければ赤が濃くなっていく。この色も自分で設定できる。
 次に「施工回数」にすると、建機が通った場所を回数によって色濃くしていくため、走行軌跡の履歴を、オペレーターは簡単に把握できる。
トプコンの3D-Officeは、これまでに解説したTINによるマシンコントロールデータの作成だけでなく、基準点の管理や座標系データの利用から始まり、レイヤーによる現場情報の追加、路線データ自体の編集や追加・削除などもできる。
 実際の発注図面をもとに、いろいろと試していけば、使い方も深く分かってくるのではないだろうか。

建設通信新聞(見本紙をお送りします!)

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