【挑戦! I-CONSTRUCTION59】地整講習会でも大活躍! 道建協「なでしこエンジニアの会」に密着②


 日本道路建設業協会のワーキング「なでしこエンジニアの会」は、自分たちの学びの場としての活動に加えて、外部への講習活動にも協力している。自分たちが職場や会の活動として蓄えた知識を、施工業者や発注者に対しても広めている。



◇ICT技術講習会

 関東地方整備局の関東技術事務所が毎年、船橋防災センターで開いているICT技術講習会。ことしは6月上旬に開かれたが、講習会参加者や説明者など約300人が集まる大規模なものとなった。
 今回はICT建機の体験講習会としてMC(マシンコントロール)ブルドーザーやMC、MG(マシンガイダンス)バックホウの実機が用意され、ドローンによる起工測量から実際のICT土工までが体験できるようになっていた。
 多くの参加者も訪れたが、これらのICT建機の解説や、GNSSを使った現況測量などの説明を、なでしこエンジニアの会が担った。

 日ごろからレンタル会社などで施工会社にICT施工を説明するメンバーが、メガホンを持って、3次元設計データを搭載した建機の機能や使い方を解説し、発注者を含めた参加者が、さまざまな質問を投げかける場面もあった。
 参加者からは「実際の重機に触れることができ、分かりやすかった」「土木工事だけでなく建築や他産業にも広げてほしい」という声が聞かれた。

◇これからの目標

 会の今年度の目標は、情報化施工における女性の適用性の検討として、女性だからできるという利点と活躍のための改善点のディスカッションや、女性目線だから可能な既存技術の改善点抽出、i-Constructionについての知識深化だ。
 女性目線でのディスカッションについては、約30人いるメンバー全員の意見を、一堂でまとめることが難しい。そこでメンバーの通勤経路にあるターミナル駅を拠点に分科会を設けた。現在は、東京駅、新宿駅、大宮駅など、メンバーが集合しやすい駅周辺でグループごとにディスカッションする場を設け、それぞれの結果を持ち寄ることにしている。
 メンバーは、人材や採用、ワークライフバランス、社員教育やイメージアップなどについて、さまざまな立場からの意見を集めている。こうした女性目線の生の声が整理され、各社にフィードバックされれば、女性技術者の道が大きく広がっていくだろう。

◇なでしこのトリセツ

 会の活動や業界を超えた舗装女子の活躍を広く伝えるため、道建協は『なでしこのトリセツ』というB5判の小冊子を作成した。中には、道路建設業の仕事の内容や情報化施工、i-Conによる女性活躍の可能性などが解説されている。またメンバーの紹介では、一人ひとりが仕事を選んだ理由や、今後の目標などを語っている。この小冊子は、道建協で手に入る。
 現在の会の参加企業は以下のとおり。
 東亜道路工業、鹿島道路、世紀東急工業、大成ロテック、日本道路、前田道路、アクティオ、カナモト、サトー、西尾レントオール、ユナイト、トプコンソキアポジショニングジャパン、ニコン・トリンブル、酒井重工業、日本キャタピラー。

建設通信新聞(見本紙をお送りします!)

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