【挑戦! I-CONSTRUCTION60】アイコンストラクション専門会社 トリンブル販売代理店「SITECH」が日本に誕生


 ニコン・トリンブル(東京都大田区、丹澤孝社長)が9月1日、i-Construction専門の商品販売・サポートを行う子会社「サイテック(SITECH)ジャパン」を設立した。サイテックは、トリンブル製品の世界的なディストリビューター(販売代理店)で、世界各国に販売網を持っている。今回、日本にもサイテックジャパンが誕生したことで、トリンブル製品の販売やサービス、現場トレーニングなどを専門に扱う会社が生まれた。同社は、1995年から2次元マシンコントロールのブルドーザーを発売、2007年に情報化施工の専門チームを立ち上げて以来、約10年かけての会社設立となった。



◇新製品も発表

壇上に立つトリンブルの ブリン氏

 8月29日に東京・大手町のパレスホテルで開かれたカンファレンスには約400人が参加。その場で新会社設立と、新しい製品群「EARTHWORKS(アースワークス)」や、クラウドソーシングの「TrimbleConnect」なども同時に発表された。
 トリンブルのシニアバイスプレジデントBryn fosbuegh氏は「サイテックジャパンは、国際的なサイテックの中でも、大きな組織になる」と話し、ニコンの浜田智秀常務執行役員は「ニコン・トリンブルが事業を続けていく中で、i-Conが普及し、プロ集団が必要となってきた。今後、サイテックジャパンと協力してアイコンストラクションに取り組んでいきたい」と話す。
 取締役兼ゼネラルマネージャーに就任した濱田文子氏は、「日本の土木業界をイケてる現場、土木に変えていきたい。今年度内に大阪と九州に直営チームを配置し、来年度以降、北海道、東北、中部、中国、四国にも順次設置する」と、今後の事業展開を説明した。

◇アースワークス


 同時に発表されたアースワークスは、マシンコントロールシステムの次期バージョン。アンドロイドOSの大型のタッチディスプレイで3次元の設計データや自機を拡大したり視点変更も可能だ。
 管理者向けのメニューとして、システムセットアップのわかりやすいガイダンスや、センサーキャリブレーション法、各センサーの設定を簡単に確認できる。また動画によるガイドも表示される。
 センサーやコントロールボックスを結ぶ配線も簡略化され、これまで以上にメンテナンスが容易になった。2DMGが基本パックになっており、油圧バルブモジュールを追加すれば2DMCに、またGNSSアンテナなどを追加すれば、3DMG3DMCにもアップグレードが可能だ。

◇Trimble Connect

 またクラウドソーシングの「Trimble Connect」は、ブラウザベースの3次元ビューワー機能を備え、DWG、LandXML、表計算などのファイルフォーマットを意識せずにデータの中身を確認できる。クラウド形式のチームウエアとしても使えるため、現場と本社とのデータ共有が可能だ。ネット環境がない現場向けの無償デスクトップ版もある
 クラウドでは、ドローンで撮影した空撮写真、標定点を上げると24時間で点群化され、土量計算や切盛土の確認、横断図出力、設計データとの比較、勾配チェック、工事進捗の確認、標高ごとのヒートマップ作成、空撮のオリジナルデータ確認も可能だという。
 クラウドは10GBまで無償で利用でき、日本語のサポートも充実させていくという。一方で、これまでも提供していたVisionLinkについては、これまで2次元だけだったビューを3次元対応にするほか、UAV測量結果の反映なども行っていく。

建設通信新聞(見本紙をお送りします!)

0 コメント:

コメントを投稿