【挑戦! I-CONSTRUCTION61】建設業自らドローン航行アプリを開発 有志のチャレンジ組織「やんちゃな土木ネットワーク(YDN)」


 有志による建設業者の全国ネットワーク組織「やんちゃな土木ネットワーク(YDN、事務局・正治組〈静岡県伊豆の国市〉)」をご存じだろうか。この組織は「新技術は試したいが、初めの一歩が踏み出せない」という地域建設業の悩みを解決するために発足した。

 遊び心を忘れず、常に挑戦し、技術向上を目指すという旗印のもと、全国から約20社が参画している。組織の活動は、土木技術に関する問題解決手段や、新しい商材の情報、新規事業の情報などを情報共有するものだ。9月1日には、アプリ開発会社のトリプルアイズ(東京都千代田区、福原智社長)と共同で、i-Construction支援ドローン自動航行アプリ「Drone-ize × YDN PRO」まで開発、販売を始めた。
「Drone-ize × YDN PRO」は、非常に簡単なインターフェースが特徴

◇ICT土工も教える

 YDNは、既存技術に満足せず、常に挑戦するという姿勢で、会社同士の連携や異業種交流を行っている。年に3回の定例技術勉強会も開き、情報共有・人材交流はインターネットを通じて行う。
 具体的な活動としては、情報化施工の3次元設計データ作成・施工事例を共有したり、マシンガイダンスやマシンコントロール建機の扱い方といったICT土工を、先行している会社が、導入を考えているメンバーを訪問して教育する。
 また情報化施工に限らず、新技術を導入した施工事例を共有したり、新資材に関しては、別組織として「元気な生コンネットワーク」を立ち上げたりもする。
 受注や施工については、繁忙地域と閑散地域の間で、上手に助け合いを模索したり、資材の共同購入、技術資料の共有、創意工夫・高度技術・安全資料の共有の模索なども展開する。

◇対外的にも活躍

 対外的な活動も行っている。ことしは土木学会CIM講演会2017(大阪)で事例発表を行ったほか、東北地方整備局が主催したEE東北2017UAV協議会に出場、3位という成績も残した。
ふじのくにi-Construction推進支援協議会はユニークなスタイルで行われた(静岡県HPから)
静岡県が主催する「ふじのくにi-Construction推進支援協議会」という催しでは、中小規模工事へのi-Con普及をテーマに、トップランナーをパネリストに迎えたパネルディスカッション、アイデアソンを通じた課題解決アイデアイベントなどに協力している。このイベントは、会場にお寺の大講堂を使い、畳敷きに座布団というスタイルで実施するというユニークなものだ。
 YDNでは、新規メンバーも募集している。現在の加盟メンバーは以下のとおり。
 ▽正治組(静岡県伊豆の国市)▽藤本組(静岡県掛川市)▽丸中建設(福島県二本松市)▽光南台土建(岡山市)▽山口土木(愛知県岡崎市)▽炭平コーポレーション(長野市)▽田上重機開発(千葉県木更津市)▽松嶋建設(富山県立山町)▽tsuji(京都府宇治市)▽富士建(佐賀市)▽道端組(福井市)▽白石建設(岡山市)▽湯澤工業(山梨県南アルプス市)▽中村土木建設(愛知県東海市)▽東和道路(千葉市若葉区)▽刈屋建設(岩手県宮古市)▽コンクリートサポートセンター(福岡市早良区)▽福留開発(高知市)。

建設通信新聞(見本紙をお送りします!)

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