【挑戦! i-Construction79】u-Centerで情報を読もう NEO-6Mでアンテナ位置を表示

今回は、スイスのublox社が開発・販売している廉価なGPSモジュール「NEO-6M」を使って、アンテナ位置を地図上に表示してみよう。ubloxモジュールをジャンパーワイヤーとUSBシリアル変換ケーブルでパソコンにつなげる。モジュール側の接続は、電源とGND、TX(送信)、RX(受信)の4つの端子で、反対側のUSB端子を筆者のPCに接続する。
 するとWINDOWS側で仮想comポートとして認識する。デバイスマネージャーを開くと、「USB-to-Serial Comm Port(COM5)」として認識されている。COMポート番号はPCの環境によって変わるので、皆さんが試す場合は、この番号を控えておくことをお勧めする。


◇u-Centerのインストール

 次にublox社のサイトから「u-center Windows(Windows版GNSS評価ソフトウェア)」をダウンロードする。現在の最新版バージョンは、8.29。(アドレスは、https://www.u-blox.com/ja/product/u-center-windows)
 このアプリケーションは、同社のGNSS受信機を制御したり、受信機から出ている信号をPCに表示できるもので、無料で利用できる。ただしメニュー、マニュアルなどは英語のみだ。

 アプリケーションを立ち上げると、いくつかの小窓が並んでいる。アンテナが受信している衛星配置や信号強度、地球上のポジション、緯度経度や測位モード、DOP(Dilution Of Precision、精度低下率)値、コンパスなどだ。
 まずモジュールを接続するため、Receiver(受信機)と書いてあるメニューからPort(ポート)とBaudrate(ボーレート)を設定する。先ほど認識したポートのCOM5と、NEO-6Mのレート9600を選択すると、すぐに左上のインジケーターが緑色になって接続が完了する。これだけで刻々とNEO-6Mが受信している衛星信号を確認できるようになる。

◇安くてもいろいろできる

左側のウインドウがNMEA情報
前回取り上げたNMEAの情報を確認したければ、View(ビュー)というメニューから「Text Console」というビューを開けば、1秒に1回、$GPGGA、$GPGLL、$GPGSVなどの情報がずらずらと流れ出す。NMEAのセンテンスの表示、非表示は、u-Center上で設定が可能なので、GGA情報だけを選び出すことも可能だ。
 また「SKY View」という表示を選ぶと、天空上の衛星配置が衛星番号とともに表示される。どの衛星の信号を採用しているかは、衛星の色で現されている。
 「Deviation Map」では、アンテナの現在座標を円形の2次元チャート上に表示するので、RTK測位を行っている時は収束度合いが判断できる。
現在の測位情報が参照できる
そして「Map View」を開くと、Googleマップの地図背景に、現在の測位結果をリアルタイムで表示する。今回の実験では、本社の窓際にアンテナとモジュールを置いて計測した。RTKではなく単独測位であることや、ガラス越しの観測なので、20m以上も結果がばらついているが、廉価なモジュールでこれだけのことが可能だということが分かっていただけると思う。(田中一博)

建設通信新聞(見本紙をお送りします!)

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