UAV(無人航空機)などを使った空中写真測量技術の進歩は速い。米国でも日本と同様に、インフラストックである橋梁の点検が課題になっているが、イリノイ大学アーバナーシャンペーン校の企業インキュベート施設で産声を上げたリコンストラクト(RECONSTRUCT)社(CEO、Mani Golparvar 同大土木環境工学科准教授)は、UAVと点群を使った新たな橋梁点検技術を開発・運用している。今回は「日本でも運用できる」(Mani CEO)というこの技術を取り上げてみたい。

国内でi-Construction(アイ・コンストラクション)の動きが活発化し4月から始まる新年度からは、国が「ICT(情報通信技術)舗装」用の積算基準を新設したり、現行の要領案を改定するなどしている。今回の拡大版「挑戦!!アイコンストラクション」では、米国カリフォルニア州の運輸局(California Department of Transportation、CALTRANS、カルトランス)のCIMへの取り組みを中心に、先端のICT土木の仕組みを学ぶ。


 日本建設機械施工協会(辻靖三会長、JCMA)は14日、東京都港区の機械振興会館で、「i-Construction説明者試験」を行った。試験は、JCMAの情報化施工委員会i-Construction普及ワーキング(WG)が実施したもので、全国の建機、測器メーカー、レンタル会社、ソフトウェアベンダー18社から40人が受験した=写真。試験に合格すると、JCMAから公式説明者認定証が与えられる。

 i-Constructionでは、UAV(無人航空機)を使った空中写真測量がよく使われる。中日本航空は、UAVにレーザースキャナー(LS)を搭載して直接点群を取得するドローンレーザー測量サービスを展開している。同社は1996年に公共測量として初めて、有人ヘリコプターにレーザー計測機を搭載した。その後、水中を透過する特徴を持つ「グリーンレーザー」を使った水面下の地形を取得する計測もスタート、空中から陸地と水底の連続地形計測も実現した。
 LSを使った計測は当初、農業などでも利用されている産業用無人ヘリコプターで開発を進めていたが、ICT土工で自律飛行が求められているため、UAVに搭載することにしたという。