日本道路建設業協会のワーキング「なでしこエンジニアの会」は、自分たちの学びの場としての活動に加えて、外部への講習活動にも協力している。自分たちが職場や会の活動として蓄えた知識を、施工業者や発注者に対しても広めている。

日本道路建設業協会のワーキングとして組織されている「なでしこエンジニアの会」。道路会社、レンタル、測器メーカー、建機メーカーの女性有志約30人が、i-Constructionや道路業界の発展を目指して運営している。今回は、この「なでしこ会」の活動に密着した。


 発注図面に記載されている主要な基準点座標は、ICT土工などの3次元設計データ作成時に欠かせない数値だ。ただ、手打ちで入力すると間違いが気になるし、なにより手間がかかる。そこで活躍するデータ形式が「SIMAフォーマット」だ。
 このデータ形式は、座標や路線データを電子データのままやりとりできるように定められた書式で、測量機器やCAD間で観測データの受け渡しなどに利用されている。
 また、点群処理ソフトやマシンコントロールデータを作成するソフトに、工事基準点や主要座標点などを点群として読み込ませる時も、SIMA形式のデータを使うと一括で読み込ませることができる。
 今回は、エクセルを使って自分でSIMAデータを作成し、点群処理ソフトに読み込ませてみる。

 前回、発注図面から作成した3次元設計データをマシンコントロール用に加工した。今回は、3D-Officeから出力した「作業法面.TP3」というファイルを、建機に搭載してみたい。
 ちなみに前回は、3次元設計データをLandXMLで出力してから、3D-Officeに読み込ませて、マシンデータをはき出したが、福井コンピュータの「EX-TREND武蔵」を持っているのであれば、建設CADから3次元設計データを作成した後、直接トプコンのTP3形式でデータを出力することも可能だということを追記しておく。