現在4機体制で運用されている日本のGNSS「準天頂衛星システム(みちびき、QZS)」。ことし11月には、センチメーター級の高精度測位補強サービスCLAS(Centimeter Level Augmentation Service)がサービスインする予定だ。CLASは、国土地理院の電子基準点のデータを利用して電子基準点を用いて補正情報を計算し、測位補強情報をみちびきから送信する。みちびきが送信する信号にはL6DとL6Eという補正情報用のチャンネルがあり、日本国内向けのCLASに加えて、MADOCAという海外でも利用できる高精度測位補正技術に使われる。
前回に引き続き、水郷建設の現場で行われたICT施工の工事進捗マネジメントについて紹介する。
 MCショベルを使った改善として、段切りについても効率化を行った。段切り用の3次元設計データを作成して、丁張レスと労務費の改善を狙った。従来作業では手元作業員2人が段の目印とするテープを引っ張って丁張設置し、手元作業員がオペレーターに合図を出して施工するのに対し、MCでは1人の作業員が付くだけで施工が可能になった。
 こちらも100㎡当たりの施工時間が、通常手法では150分かかっていたところ、MCでは95分まで短縮された。
現場への導入が進んでいるICT建機。マシンコントロール(MC)建機は、通常建機に比べて生産性が高いが、最近では全体工程の中でどのように使えば最も効率化するかという研究が進んでいる。国土技術政策総合研究所が「ICT施工の工事進捗マネジメント等に関する調査整理業務」として、茨城県土浦市の直轄河川工事現場で取り組んだケースについて、日本建設機械施工協会(JCMA)の施工技術総合研究所(CMI)が報告をまとめた。今回はその報告内容を紹介したい。
国土交通省は4月から新たに、20の要領、基準類を整備した。「UAV搭載LS」や「地上移動体搭載型LS」、従来のTSによる出来形管理をTS等光波方式に改めるなど、今回も大幅な改訂が加えられた。この平成30年度i-Constructionにかかわる要領改訂について、国交省公共事業企画調整課の近藤弘嗣課長補佐から解説をいただいた。今回は、この新たな要領類について、ねらいを読み取ってみたい。